
定年後に簡単にできる沢庵作り|初心者でも成功するレシピ&保存術
暇を持て余していたシニアの私が、いきなり「自家製沢庵作り」に挑戦!
結果…驚くほどおいしい、未だかつてないおいしさに驚き!
ああ、しっかり写真を撮っておけば良かった~。そんな記事です。
定年後に簡単にできる沢庵作り|初心者でも成功するレシピ&保存術
定年後のシニアである私、もちろん時間を持て余していました。
何か新しいことに挑戦してみたくなり、ふと「昔ながらの沢庵作り」にチャレンジしてみることにしました。
沢庵はスーパーで買う?いや、時間が有るのだから作ってみよう
離島でも沢庵はスーパーで売っています。
何だか最近高い気がする、そう思った時、野菜コーナーに細い大根が売られているのも見つけました。
これ、沢庵に出来そう!そう思ったのです。
沢庵造りは、時間はかかりますが、材料も安くて簡単
さっそく、大根を2本購入して、沢庵の漬け汁をネットで検索すると、簡単に買えるものばかり。
自分の手で沢庵を作ったら、きっと特別な味になるはず!
そんな期待を胸に、初心者でもできるレシピを探して、実際に作ってみました。
結果は……なんといきなり大成功!
あまりのおいしさに、驚き、60数年生きて、沢庵がおいしいなんて!
しまった、一杯作れば良かった!(失敗も考えて、大根は2本だけだったのです)
今日は、その体験と簡単レシピをご紹介します。

なぜ沢庵作りを始めた?
以前にネットで購入した「梅酢」に新ショウガを刻んで漬けた紅ショウガが、かなりおいしかったという経験が有ります。
新ショウガが出回ったら、今年も作ろうと思っていますが、この成功体験に触発されました。
自宅での漬物造りは、以下のメリットが有ります。
- 手軽に始められる
- 保存食として長く楽しめる
- どこか懐かしい「手作りの味」を味わえる
- 大量に作れるので、食費が浮く
それに、天日干しや漬け込み作業は、ほどよい運動にもなり、健康にも良いんです。
自家製沢庵の一般的な簡単レシピ
ネット上でのおいしい沢庵の漬け汁レシピは、大体こんな感じです。
【材料】
- 大根…5本
- 塩…大根の重量の3%
- 砂糖…200g
- 米ぬか…500g
- 唐辛子…2本
- 昆布…10cmほど
- 干し柿(あれば)…1個(甘みが増してさらにおいしい)
【道具】
- たる(漬物容器)または大きめの保存袋
- 重し(ペットボトルでも代用可)
【作り方】
① 大根を干す
晴れた日に、大根をひもで縛って4〜7日間干します。しんなり曲がるくらいが目安。
② 下準備
干した大根を軽くふき、塩をまぶして一晩置きます。
③ 漬け込み
たるの底に米ぬか、砂糖、唐辛子、昆布を混ぜたものを薄く敷き、その上に大根を並べます。
この作業を繰り返し、最後に残ったぬかを上にかぶせます。
④ 重しをする
上から重しをして、冷暗所で保存。3週間〜1ヶ月ほどで食べ頃に!

今ある材料だけで実際に作ってみた私のレシピ
最初は「難しそうだな」と思いましたが、やってみると意外とシンプル。
私のレシピです。家にある材料だけで作ってみました。
- 大根…2本(失敗して廃棄は避けたかったのですが、結果もっと漬ければよかった)
- 塩…大根の重量の3%→秤がないので、味見しながら(次回はキッチン計量器を100円ショップで買う予定)
- 砂糖…入れませんでしたが、ちょっとだけ、「はちみつ」を入れてみました
- 米ぬか…ないので、ちょっとだけ家に有った米麹を入れてみました
- 唐辛子…鷹の爪を10本くらい入れましたが、これは流石に辛すぎました
- 昆布…家にないので液体の昆布だしを入れてみました
- 干し柿(あれば)…ないので入れませんでしたが、レモンを数滴いれてみました
- メンツつゆ…味見して、ちょっとコクが足りないかもと感じたので、ちょっとだけ入れてみました
- ショウガ…だめになっちゃいそうなショウガが有りましたので、ほんのちょっとだけ入れてみました
市販の沢庵には、大抵「酢と砂糖」が入っています。
でも、料理には大抵、砂糖や酢が入っていますので、漬物は、酢と砂糖なしが私の好みなのです。
付け汁を作るにあたって、特に買い出しには行かず、家にあるものだけで作ってみました。
また、「黄色い沢庵」は嫌いなので、着色剤は入れていません。
大根干しについて
種子島では、道路のガードレールに大根がいっぱい干してありますが、だいたい1週間程度干しているようです。
そこで、ベランダで干していましたが、日々の天気を気にしたり、少しずつしわしわになる大根を見守ったり、そういう観察もちょっとした日課になって楽しかったです。
夜中に雨が降ってしまった事も有りましたが、放置していました。
特に何も影響がなかったように感じます。
私は、沢庵に水分が多いのは嫌なので、2週間位干していました。

漬けたあとの香りは、昔ながらの"あの"香ばしい香り
大根がしんなりしたら、100円ショップで買った「漬物用ビン」を使sって漬けました。
重しがないので、密封で行けるかなと感じたのです。
大根が発酵して、白い粉が?なんだこれ?
文の中でつけてる最中に、白い粉が増殖!
あちゃー、カビが生えたかと思いましたが、ふたを開けてみるといい匂いです。
ビンに密封状態ですから悪いカビではないのでは?そう思って、ちょっと食べてみると、なんと美味しい!
この粉、絶妙な味でしたし、おなかも壊しませんので、ちょっと混ぜて、そのまま放置します。
2週間程度漬けてから、ビンから取り出します

さっそく包丁で切って、保存用のパックにしまいます。大根2本でこれだけに減ってしまします。
さっそく食べてみました。うぉ、うまい、うますぎる!
絶妙な食感、自分で初めて漬けた沢庵は格別でしたし、私にとって市販品とは比べ物になりませんでした。
今回作った漬け汁のレシピをしっかり記録しておけば良かったと思いましたが、次は次です。
また工夫すれば良いでしょう。
地元の方に聞いた、失敗しない沢庵作りのコツ集
せっかく手間ひまかけて作るなら、絶対においしく仕上げたいですよね。
初心者でも成功しやすいポイントをまとめました!
① 大根選びがカギ
太すぎない大根を選びましょう。(細いサイズで、葉っぱが付いているものがおすすめ)
葉っぱが付いていると、干すときこれを縛って軒先などに吊るすことが出来ます。
また、皮がなめらかでハリのあるものを選ぶと、干してもおいしく仕上がります。
しかし、時期によっては、太い大根しかない場合も有ります。
私はこのぶっとい大根に切り目を入れてチャレンジ中ですが、失敗するかもしれません。
下の写真は、切り込みを入れた太ましい大根をベランダに放置している写真です。

② 干し具合を見極める
完全に中までカラカラはアウト、その直前で止めるのがコツ!目安は「手で持ったら自然にしなる程度」。
乾きすぎると、漬けたときに固くなってしまいますし、乾きがイマイチだと、水っぽくておいしくありません。
③ 塩加減を守る
大根の重量(干す前)の3%の塩。(例えば、干す前の大根1本が1kgなら、塩30g)
塩が少ないとカビや腐敗の原因に、多すぎるとしょっぱすぎる仕上がりに。
私は、秤がないので、漬け汁を丹念に味見しながら、一つまみづつ塩を入れていきました。
④ 空気を抜きながら漬ける
漬けるときは隙間ができないように大根を並べること。空気が入るとカビが発生しやすくなります。
私は、樽が無かったので、密封されたビンで漬けました。空気は有りますが、循環しなければ大丈夫な様です。
⑤ 保存場所を選ぶ
冷暗所で保存が基本。直射日光が当たる場所や、高温になる場所は避けましょう。
沢庵の保存方法
大量に漬け上がった沢庵は、ちょっとした工夫でさらに長持ちします!
【樽でそのまま保存】
漬けた樽に、落とし蓋と重しをしたまま保存。取り出すときはポリエチレン手袋やトングを使いましょう。雑菌の侵入を防ぎます。
【冷蔵保存する場合】
食べやすいサイズに切って、密封容器やジッパー袋に入れ、冷蔵庫へ。
1〜2ヶ月はおいしく食べられますので私はそうしています
【冷凍保存もできる!】
張り切ってメッチャ作り過ぎてしまったら、薄切りにして小分けに冷凍すれば、数か月持ちます。
食べるときは自然解凍でOK!食感もそれほど落ちません。
個人の手作りですから、衛生上の観点sなども考慮し、他の方には上さしげていません。
定年後に簡単にできる沢庵作り|初心者でも成功するレシピ&保存術 まとめ
漬物が有ると、食事に花を添えます。その沢庵造りは、初めての方でも大丈夫。
食べられないものは出来ないかと感じます。
手間をかける分、できあがったときの喜びはひとしおです!
しかも、家で手作りですから、余計な添加物ゼロで、安心・安全な「昔ながらの本物の沢庵」が味わえます。
あなたもぜひ、今年の秋冬は「沢庵作り」に挑戦してみてくださいね。

