
第2章: ブログのカスタマイズの罠とSEOの迷路
当サイトの管理人、しげぴいは、定年後にブログを立ち上げに成功しました。
そして、いくつかの記事を一生懸命書いたものの、まったく読まれない現実に直面していました。
- 1. ブログのカスタマイズの罠とSEOの迷路
- 1.1. おかしい、とにかく何かがおかしい
- 1.2. カスタマイズの罠にハマる
- 1.3. SEOの迷路、結果は落ちるとこまで落ちた
- 1.4. SEOの迷路に嵌った記事は、タイトルも内容もキーワードだらけ
- 1.5. SEO対策を必死にした結果!
- 1.6. さらなる迷走:、プラグイン地獄
- 1.7. SEOの迷路対策、かえってプラグインの取捨選択で路頭に迷う
- 1.8. 失敗を繰り返した反省と成長
- 1.9. 相変わらずアクセスなし
- 1.10. 記事に画像を入れるとSEO上効果がある事を知る
- 1.11. Altを全画像に書けってか?
- 1.12. 画像の圧縮やWebPってなんじゃ?
- 1.13. 地獄への招待状となったPageSpeed Insightsとの出会い
- 1.14. キャッシュ系プラグインの試行錯誤
- 1.15. サイトが再起不能で、心機一転、始めからやり直すことに
- 1.16. 新サーバーと新規ドメインを取得
- 1.17. 新規契約したサーバーは早かった
- 1.18. LightSpeed Cacheをゴリゴリに設定
- 1.19. 更に脅威が
- 1.20. それでも相変わらずPVは、ほぼ0
- 1.21. ブログまとめサイトからのアクセス流入は最初だけ
- 2. ブログのカスタマイズの罠とSEOの迷路 次回予告
ブログのカスタマイズの罠とSEOの迷路
初めての投稿に対する反応はゼロ。
コメント欄には誰の足跡もなく、アクセス数はひっそりとゼロのままです。
おかしい、とにかく何かがおかしい
数記事程書いてみましたが、全くPV(ページビュー)がない当サイト。何かがおかしいと感じます。
一体、どうすれば読んでもらえるんだろう…。
早速ネットで、ブログが読まれない原因について調べることに。
そして、ネットで書いてある通り、まず検索エンジンへの登録状態を調べると、すでにサイトと記事は登録されていることを確認しました。
ではなぜ、記事が読まれないのか疑問でしたが、きっと何か原因があるのではないか?
直感的にそう感じて、さらにネットを調べてみると、そこで目にした対策は、ブログの「カスタマイズ」と「SEO対策」でした。
どうやら、ただ記事を書くだけではダメらしいということに、この時初めて気づいたのです。
ネットみた「SEOが大事!」についても、「SEOって何だ?検索エンジン最適化?はぁ?」
頭を抱えながらも、時間があるのだから挑戦する決意を固めました。
カスタマイズの罠にハマる
最初に手を出したのは、ブログのデザイン変更でした。
初めて購入した有料テーマに飽き足らず、もっと「自分らしいデザイン」にしたいと思ったからです。
よし、カスタマイズだ!これでアクセス爆増間違いなし!
意気込んでテーマの設定画面にアクセスし、ワクワクしながら色々いじり始めます。
しかし、1時間も経たないうちに、レイアウトが崩れ始め、背景色が真っ黒に、文字が白くなり、まるで不吉なホラーブログに早変わり。
えっ…なんでこうなった?
試行錯誤しながら、ボタンを次々と押してみます。結果、さらに無茶苦茶な色合いに。
気づいた時には、文字がすべて背景に溶け込んで、読めたものではありませんでした。
「げぇ~、これじゃあ、逆に読者が逃げてしまう…」
必死にもがきますが、更にひどくなるブログ画面、ついにはテーマの設定画面で「デフォルトに戻す」ボタンを押す羽目に。
最初のテーマに戻ったことで、一時的にホラー感はなくなったものの、「もう少し慎重にいじらないと…」と反省する始末です。
ヘッダーやフッダー、サイドバーなど『ウィジェットって何じゃ?』という感じで、膨大な時間を掛けて、最低限の設定に貴重な体力を消費しつつ、何とかブログっぽい感じに。
SEOの迷路、結果は落ちるとこまで落ちた

次に取り組んだのは、SEO対策です。
ネットで「SEOに強いブログを作る方法」や「検索エンジンに評価されるキーワード選び」といった記事をいくつも読んで、意気揚々と大量のキーワードを記事に詰め込み始めました。
キーワード「『シニア 定年 生活 楽しみ方』、『定年 再雇用』、『定年 趣味 釣り』…これを文面にやたら書けばいけるだろう!」
つまり、記事の内容は何も変わっていないのに、タイトルと本文に無理やりキーワードを盛り込むことにしたのです。
SEOの迷路に嵌った記事は、タイトルも内容もキーワードだらけ
そして、キーワードを繰り返し使うことで、むしろ文章がぎこちなく意味不明になりました。
その結果、今にして思えば、検索エンジンに「スパム」として認識され、ブログは検索結果の最下位に…いや、最下位にも届かず、どこにも現れなかったのです。
SEO対策を必死にした結果!
「これって、どういうことだろう?」
途方に暮れて、再度ネットっすぉ念入りに調べてみると、「SEOはキーワードだけじゃない!コンテンツの質が重要だ!」ということに気づきます。
「そうか!記事の内容が大事なんだ!」
でも、この時も、SEOの意味をまだ理解していなかったのです。
さらなる迷走:、プラグイン地獄

SEO対策として次に手を出したのは、ブログの機能を強化するためのプラグインです。
ネットで「これを使えば完璧!」などの評判が良いプラグインを片っ端からインストールしましたが、結果的にサイトの動作が怪しくなってしまいました。
やっとサイトの表示がおかしいことに気づき、「さっきまでちゃんと動いていたのに、なんでこんなに遅くなったんだ?」という感じです。
プラグインが多すぎて、サーバーが悲鳴を上げていました。
もしかして、これ全部入れる必要ないのか?
そして、またネットで調べて、プラグインが多すぎると駄目なことに気が付くことに。
SEOの迷路対策、かえってプラグインの取捨選択で路頭に迷う
さっそく一つ一つのプラグインを無効にしてみると、サイトの不具合が元に戻りましたが、今度は「このプラグインは必要?」と迷う事態に。
ようやく気づいました。「自分のブログに必要なプラグインだけを選ぶこと」が大事だということを。
失敗を繰り返した反省と成長
それでも、ブログについて少しずつ学んでいきました。
ディスクリプションって何じゃ?ていう状態でしたが、徐々にブログのデザインが落ち着き、SEOも少しずつ改善されてきました。
相変わらずアクセスなし
「はぁぁ、ブログ運営って、やっぱり簡単じゃないな。でも、何がおかしいのか?」
記事に画像を入れるとSEO上効果がある事を知る
SEO対策をネット上で調べてみると、画像がSEO上、大変効果的であることに気が付くことになります。
早速、記事に無料素材サイトから拾った画像をぺたぺた貼りまくります。
「これで完璧だ」、しかし、まったくアクセスは増えないことがっかりします。
Altを全画像に書けってか?
Altって何さ?全部の画像にテキストを書けって?まんどくさっ!
時間を掛けて、必死に全画像にいい加減なAltをとりあえず書き込む作業に翻弄される日々。
とりあえずせっせと書きます。ふぅ、なんて大変な作業。
画像の圧縮やWebPってなんじゃ?
しかし、またサイトがおかしい事に気が付きます。
画像圧縮系は、プラグインの導入で解決するも、この時点ではそもそも画像のサイズは、検索サイトが推奨している1,200Px以上ということで、良かれと思ってさらに大きな画像を掲載していました。
結果、プレビューでサイトが表示されるまで数分待つ異変が起きていることに気づきます。
「SEOが高く評価されるサイトは遅いののだ」など自分に言い聞かせてじっと待ちますが、明らかに遅すぎます。
表示の遅さが尋常ではません。
地獄への招待状となったPageSpeed Insightsとの出会い

検索上位に上がる方法を必死で探します。
そしてネットで目に付いたのが、サイトスピードが速いとSEO的に有利というものでした。
そこで、PageSpeed Insightsで計測してみることにします。
計測は実に簡単で、自分のサイトのURLをコピペして計測してみたとき、愕然とすることになります。
「えっ、なに、この真っ赤な数字たちは」
そこには、Speed:12という、初心者しげぴぃでも、「これはヤバい」ことがわかる残酷的な結果が表示されていたのです。
「えっ、苦心して作り上げたこのサイト、こんなに頑張ったのに、ほぼ全項目赤点?」
絶望に打ちひしがれますが、そこはシニア、時間だけはあります。
そうして、今度はサイトの速度向上に関する記事をネットで検索すると、たくさんの記事を目にすることになります。
キャッシュ系プラグインの試行錯誤
サイト速度向上のための、ネット上で推奨されているキャッシュ系プラグインを、かたっぱしから連日設定して、サイト速度を計測する日々が続くことになります。
しかし、キャッシュ系プラグインを「これでもか」とい位設定しても結果が良くならないサイト速度。
しかも、最終的にサイトが壊れてしまい、ログインすらできない状態に。
復旧を試みますが、ブログが完全に故障状態でお手上げ状態。
莫大な時間を投下して作り上げたサイトは、もはや再起不能で、バックアップも無い状態。
サイトが再起不能で、心機一転、始めからやり直すことに

サイトが壊れたことで、長期間気になっていた、サーバーの遅さや長すぎるドメインともおさらばして、かえってスッキリしました。
これらの失敗をふまえ、考えた結果、遅すぎるサイト速度を根本的に上げるためには、そもそも遅すぎる格安100円サーバーを解約。
そして、長すぎるドメインも放棄、書いた記事も放棄する決断をします。
今までの努力が水の泡ですが、一から作り直すことに。
シニアですから、やり直す時間はありますし、貴重な経験を得ました。
とはいえ、莫大な時間を無駄にしたショックは大きかったです。
新サーバーと新規ドメインを取得
新しいサーバーは、ネット記事を検討して、慎重に選びます。
アッパッチ系より、LightSpeed系サーバーのほうが早いようだと考え、ちょっと高いですが、新しいサーバーと契約し、WordPressを新たにインストールします。
ついでに、有料ブログのテーマも取り換える決心をします。
約2万円の有料テーマを、比較できるよう、2種類購入してみます。
お金は勿体ないですが、時間の無駄は避けたかったのです。
新規契約したサーバーは早かった
何もしなくても、PageSpeed Insightsで計測したサイト速度は、いきなり60くらい出ることに驚きます。
さらにLightSpeed系サーバーが勧めるLightSpeed Cacheというプラグインを採用してみることに。
そして驚くべき結果が。
PageSpeed Insightsでなんと速度100C資格が出たのです。
これはすごいと喜びました。
でも、これまた、苦難の入り口だったことは、当時知る由も有りませんでした。
LightSpeed Cacheをゴリゴリに設定
キャッシュ系プラグインをゴリゴリに設定すると、不具合が出て、例えば画面が固まるのです。
また、その頃は、サイトに不具合が出る時は、プラグインやテーマ、ブラウザ、はてはサーバー側でキャッシュをパージすることなどを知っています。
しかし、これらをパージしても不具合はなおりません。
仕方なく、高速化は、ほどほどの設定、安定してブログが作動するレベルを探します。
それで、やっと安定してかなりの速度が出たと思っても、翌日計測すると、かなり数値が下がってしまう現象に悩まされます。
とりあえず10記事程度を書きつつ、不安定な状態を改善すべく、日夜調整の連続です。
更に脅威が
このころ、サイトの分析ができる、アナリティクスやサーチコンソール、サイトきっとなどは、ネットで見てますので、何とか設定を完了させます。
しかし、このアナリティクスに異変が起きます。
海外からの意味不明の謎のアクセス、サーバー側から見ても、どうやらスパム関連のアクセスの様子。
更にサーチコンソールでも、セキュリティ系の警報が!
慌ててセキュリティー関連記事を参考にプラグインで強化します。
ブログって、こんなに大変だったんだ!とそのころ気が付く始末。
それでも相変わらずPVは、ほぼ0
いくら何でも、不思議に思ってネットで調べることになります。
『ブログ初心者PV0』などで検索すると、出るわ出るわ!私だけではないのですね。
何でも、サイト立ち上げ当初は、検索流入はまず見込めないそうで、対策として、ブログまとめサイトにサイトを登録すると、底からのPVが獲得できることを知ります。
ツイッター(X)等のSNSはやっていませんでしたので、ブログまとめサイト2か所に登録。
なんと、早々にアクセスがあり、喜んでしましました。
ブログまとめサイトからのアクセス流入は最初だけ
しかも、サイトの滞在時間はわずか数秒。
太平洋のど真ん中の無人島で店を開くようなものといわれるWordPressでのブログ立ち上げの現実をまざまざと見せつけられました。
が、まだまだ苦難は続きます。
ブログのカスタマイズの罠とSEOの迷路 次回予告
次回は、ブログを無事立ち上げたしげぴぃ、SEO対策もしっかり実施して記事を書きます。
しかし、皆様の予想通り、思い通りにはいかず、さらなる困難が待ち受けていることに!
ぜひ、しげぴぃが苦しむ様子をご覧ください。
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