
シニアにもやさしい、離島種子島の魅力を訪ねて
~都会の喧騒を離れ、心ほどける島時間を求めて~
鹿児島県・種子島、ここはロケット打ち上げやサーフィンの島として知られるこの地は、実はシニア世代にもやさしい、あたたかさに満ちた場所です。
シニアにもやさしい、離島種子島の魅力を訪ねて
知らない子どもたちが元気に挨拶をしてくれる素朴な日常、地元の人たちと自然に交わる温かな時間。
この記事では、種子島でシニア世代が安心して楽しめる観光コース、宿泊情報、季節ごとの楽しみ方、ロケット打ち上げ見学のコツまで、ゆったりとご紹介します。
心も体もリフレッシュする、そんな種子島旅へ、あなたも出かけてみませんか?

シニアにもやさしい、種子島の魅力
私は、定年を種子島で迎えました。そしてそのまま種子島に在住しています。
定年後は、自然とふれあい、心も弾む島時間を満喫するために。
鹿児島県の種子島について
種子島は、鹿児島県南部の離島です。お隣には屋久島が有ります。
種子島の釣り人たち
ロケットの打ち上げで知られるこの島は、実はシニア世代にもとてもやさしい場所です。
島に降り立つと、まず感じるのは、人のあたたかさ。
漁港を歩いていると、地元のお母さんたちが釣りを楽しんでいる姿に出会いました。
「一緒にどうぞ」と声をかけられ、竿を持たせてもらい、コツを教えてもらいながらのんびり糸を垂れる時間。
釣れた魚を見せ合って笑い合う──そんな自然な交流が、旅先での特別な思い出になります。
もちろん、種子島といえば宇宙センター
種子島宇宙センターでは、見学ツアーも充実しており、シニアにも配慮されたバリアフリー対応もばっちり。
間近で見るロケット発射場に、少年のようなワクワクが蘇ることでしょう。

サーフィンが盛んな島
島の海岸線は、世界中のサーファーを魅了するほど美しいスポットが点在しています。
海をただ眺めながら、のんびり浜辺を散歩するだけでも贅沢な気分に。
ビーチにはベンチや東屋(あずまや)が設けられ、休憩しながら海風に身をまかせることもできます。
種子島の一日は、朝焼けに始まり、雄大な自然と共に静かに流れていきます。
小さな港町のカフェで、地元の野菜をふんだんに使ったランチを味わったり。
水平線に沈む夕陽を、ただ黙って眺めたりしますが、ここでは「急がなくてもいい」そんな贅沢な時間が、当たり前のように流れています。
シニア世代の方も、心から安心して過ごせる種子島
あたたかな人と、美しい自然と、どこか懐かしい時間が、あなたを待っています。

シニアにもおすすめ!種子島観光コース例
【1日目】
午前:種子島空港に到着 → レンタカーまたは送迎車で南種子町まで移動
昼:南種子町でのカフェや定食屋でランチ(おひさまコーヒー、はなうた、美の吉、宇宙センター内の食堂など)
午後:種子島宇宙センター見学(宇宙科学技術研のバスガイドツアー参加がおすすめ)
※事前予約が必要です
夕方:西海岸沿いをドライブしながら、西海岸絶景夕日スポットへ(雄龍・雌龍の岩など)
夜:宿にチェックイン → 島料理を味わう夕食(元クリントン駐日大使(クリントン元大統領の御子女)がロケット打上げ視察の際に宿泊した、ホテルサンダルウッドの夕食が絶品)
【2日目】
朝:早起きすれば東海岸での日の出、その後、静かな海辺を散歩(馬立の岩屋や千座の岩屋など種子島屈指の自然スポット)
午前:地元の物産館や市場でお土産探し
昼:島の名物「トッピー(飛魚とびうお)」やニガタケ(種子島特産の細いタケノコ)料理で昼食
午後:のんびりとフリータイム → 空港へ移動、帰路へ
※シニア向けのゆったりペースなので、体力に自信がない方でも安心して楽しめます。
(観光地はなるべくシニアに優しい、段差の少ないスポットを選びました)
シニア向け宿泊情報
種子島には、シニア世代が快適に過ごせる宿泊施設も豊富です。
でも、今は馬毛島の工事関係者などで、種子島での宿の確保が困難です。早めの予約をすることをお勧めします。
また、ネットでダメでも、「電話で確認」すると、予約が取れたりするのが種子島です。
是非見て欲しい、種子島の大型ロケット打ち上げ
種子島宇宙センターでは、日本最大級の大型ロケット打ち上げを見学できます!
ここでは詳細は省きますが、ロケット打上げ見学は、打上げ予定日が発表されたら、即行動です。
すぐに、飛行機も船も宿もレンタカーも、いっぱいになってしまいます。
ロケット打上げが見学できる場所
ロケット打上げは、内地からでも見ることが出来ますが、やはり種子島の現地で見ると、迫力が違います。
打ち上げ時の「ゴォー」という音やビリビリ感じる凄い振動を是非体感してみてください。
以下に代表的なロケット打上げ場所を示します。
- 長谷公園 (駐車場:300台):広いですが駐車場が満車となった場合、車での入場は不可
- 前之峯陸上競技場 (駐車場:80台):駐車場が満車となった場合、近隣のトンミー市場や周辺空き地に駐車可
- 宇宙ヶ丘公園 (駐車場:250台):打上げを見るポイントは狭い。打ち上げ時、公園にはテント村が出来ます
- 恵美之江展望公園 :文句なく最高の打上げ(3km)を見学できます ※南種子町公式HPで「事前抽選」による当選者のみ入場できます。
- 増田地区の海岸線 (海岸線沿いの空き地に駐車)
- 恵美之湯(民間の宿):宿泊者は宿から至近距離(3km)でロケット打ち上げ見学可能、打ち上げ時は宿泊脚でなくても臨時駐車場(有料)を借りれば打上げ見学可。
他にも、南種子町の上里地区の山の斜面や、門倉地区の海岸などからでもロケット打上げを見ることが出来ますが、やはりロケット発射場に近い方がド迫力です。
恵美之江展望公園の抽選に参加してみてください。
種子島へのアクセス案内(飛行機・船)
飛行機利用の場合(おすすめ!)【鹿児島空港 → 種子島空港】
羽田ー鹿児島便の航空便などと相性が良いです。空港内で乗り継ぎが出来ます。
1日数便、所要時間は約40分ですが、鹿児島空港で種子島行きの乗継便を待つ時間はだいたい1時間程度は普通です。
鹿児島空港を一旦出ると、無料の「足湯」が有りますので、そこでゆった乗り継ぎもスムーズなので、シニアの方にも負担が少ないです。
🛫 ポイント
- 天候による遅延や欠航、出発地に引き返したり、ごく稀に(台風接近時など)福岡空港に降ろされる場合が有ります
- 空港から宿への送迎サービスがある宿もあります(事前予約がおすすめ)
- 到着は、中種子町です
- レンタカーの店舗が多く便利です
船利用の場合
【鹿児島本港 → 西之表港(種子島)】
高速船「トッピー&ロケット」で約1時間35分。
ただし、鹿児島まで飛行機で来た場合は、鹿児島空港から高速船ターミナルまでは、高速道路を走る高速バスにのる必要があります。帰りも同様です。
新幹線で鹿児島中央駅まで来た場合は、こちらのトッピーの方が乗り継ぎが良いです。
フェリーの場合は約3時間半ですが、広々した船内でのんびり過ごせます。
🛳️ ポイント
- 船は多少揺れるため、乗り物酔いが心配な方は酔い止め薬の準備を
- 港周辺にも観光スポットが点在しているので、到着後すぐ楽しめます
- 波が高い場合や悪天候時には、欠航になる場合があります
- 到着は西之表市です
- レンタカー店舗が少なくて少々遠いのですが、迎えに来てくれます
※どちらを選んでも、移動後はレンタカーや宿の送迎を利用すると便利です!
種子島の季節ごとの楽しみ方
春(3~5月)
暖かく、花々が咲き誇る季節。島のあちこちで菜の花やハイビスカスが見られます。
ロケット打ち上げがこの時期に重なることもあり、ワクワク感が倍増🚀
夏(6~8月)
サーフィンは一年中できますが、やはりベストシーズンは、台風スゥエルが来る秋ですかね。夏も良いですが。
とはいえ、ビーチをのんびり散歩するだけでも十分に楽しい。
夜は満天の星空観察がおすすめ。天の川も肉眼ではっきり見えます。
島のお祭り(ロケット祭りなど)が行われることもあり、地元の文化に触れられます。
秋(9~11月)
気温も落ち着き、観光には最適な季節。台風シーズンを過ぎると快適な日々。
冬(12~2月)
冬でも温暖な種子島。寒さが苦手な方にもぴったりの避寒地です。
穏やかな海を見ながら、ゆったりとした滞在が楽しめます。
☀️ どの季節でも、自然とふれあいながらゆったり過ごす旅が叶います。

シニアにもやさしい、離島の魅力を訪ねて まとめ
忙しい日々を離れ、やさしい自然と人に包まれる種子島の旅。
シニア世代の方も、安心して、心からくつろぎながら、自分らしいペースで楽しめる魅力がここにはあります。
種子島の空の青さ、海のきらめき、人のぬくもり。
あなたの心にも、そっと寄り添ってくれるはずです。
次の旅先は、種子島はいかがでしょうか。
ゆったり、ほっこり、あたたかな島時間をぜひ味わいに来てください。

